AZ-LED-MAPPERは、リボン型LEDディスプレイへの映像送出を手軽に実現できるソフトウェアです。
リボン型LEDディスプレイへ映像を送出する場合、細長い映像素材を折り返して送出する必要がありますが、このソフトウェアを用いることで搬入したコンテンツを自動的に折り返し映像を送出できます。
スタジアムやアリーナなどの運用に配慮した画面設計になっており、膨大なコンテンツの中から場面に応じた素早い送出が可能です。

AZ-LED-MAPPERは、アリーナクラスの大規模な送出を支える基幹送出系に相応しい操作性を提供するために、ドラッグ＆ドロップの素材搬入など、作業性に配慮した基本設計を採用しています。 搬入した素材は場面ごとに「シナリオ」という単位で整理できます。プロジェクト単位で複数の「シナリオ」を作成することができるので、サッカーなら前半戦や後半戦、バスケットボールならクォーター単位など、実際のイベントに応じた素材の管理と送出を可能にしました。 ひとつひとつのシーンには色を設定できるので、大量の素材が並んでも間違えのない操作を実現できます。

登録されている「シナリオ」映像の中から素材を自由に選択し、ドラッグ＆ドロップでプレイリストに登録することで決められたシーンの連続再生も可能です。 連続再生にはシンプルなループ再生の他、映像素材の最終フレームで停止して操作待ち状態になる最終フレーム保持機能も搭載しております。 スポーツシーンなどに見られる選手紹介や、観客のリアクションを待ってからの映像送出など、実際の運用シーンを想定した高い機能性を実現しました。

「シナリオ」画面に並んだ映像素材「シーン」は、単に素材管理のためのものではありません。 プレイリストで再生されている素材に対して、割り込んで映像を送出するスポット再生機能がそのひとつです。 「シーン」には、それぞれに再生ボタンが備わっており、プレイリストで再生されている映像に対してオーバーラップする形で映像を流すことができます。 例えば、プレイリストではスポンサー映像を送出しておきながら、スポーツのゴールシーンやハイライトシーンなどで特別な映像素材を割り込んで再生するなどの運用が可能です。 場面に応じて映像を切り替えることで会場をさらに盛り立てます。

簡単かつ直感的な操作で映像の送出を実現できるポン出し機能を採用しております。即応性と柔軟性を必要とするあらゆる場面にも対応可能な機能になります。

リボン型LEDディスプレイへの送出前に間違いがないか映像を確認する際に便利なのがプレビュー再生機能です。 プレビューボタンを押すだけで本線映像の出力と同じ映像を操作画面上で確認できるので、送出前の事前確認が本番中でも容易に可能になります。 キーボードを使ったシーン送りや一時停止にも対応しており、多くのシーンが並ぶプレイリストの確認も少ない時間で可能です。